Tokui Aya
服飾専門学校卒
高校生の頃、夢中になっていたテディベア作りが現在につながっています。
曖昧ないきもの
虫や植物を見ていると
自分が疑いもせずに引いている境界線を
悠々と超えて生きていることに 力をもらいます。
砂浜を歩いていると、たくさんの人工物(ゴミ)に混じって朽ちていっている
いろんないきものの遺骸に出会います。
白骨化しているもの、ボロボロと崩れて砂と同化していっているもの
まだ生々しい肉体に群がっている分解者たち。。
(自分が子供の頃、父が頭骨を作っている手伝いをするのがすごく好きだったので。。)
そういう、生と死がまざりあっているような存在に惹かれます。。
(言葉にするととても平らな表現になってしまうのが嫌なのですが。。)
曖昧な生き物は、普段虫や植物を見たり、砂浜を歩いたりしている中でできたものです。
今でも頭の中でいろんなイメージがこんがらがっていて すっきりと言葉にできないままなのですが
すこしでも。。やってみます。
曖昧ないきもの
「曖昧ないきもの」
ピンがついているので
ブローチにもなります。
わたしはアクセサリーをつけることがなくなったので
ポケットの暗闇や
川に浮かんでいる空き缶の洞
ペラっと色紙を貼ったような青空
部屋から見える積もりたての屋根雪。。。
いろんなところに、頭の中で浮かべています。
小さなブローチ数点と、立体を数点(予定)展示予定です。